プチパッケージ講座㉖

こんにちは長井です

以前紙目の重要性について書きましたが(記事はコチラ)今回はその一歩先のお話です
同じ箱でも紙目が変わると強度が変わってくるのは以前の記事でお分かりいただけると思います
罫線と紙目をたくさんクロスすると箱は強くなります
分かりやすい例としてスリーブでは図面に記載されている横目がいいですね

強度だけでなく見た目も変わってきます
図面と同じ紙目の左のスリーブは角が立ってキッチリした印象
逆目の右のスリーブは膨らんでいるのが分かります

両方とも立ち上がりが90度になるよう折ってあります

スリーブだけでなく形式ごとにおススメの紙目方向というのがあります
強度や折りやすさ、仕上がりを意識した設定となっています
また板紙だけでなく、段ボール製品も形式ごとにおススメの段目があります
板紙と段ボール、同じ形式でも目方向は異なる場合があるので注意が必要です

弊社でご提案させていただく場合、高崎パッケージ基準の紙目方向となっていますが
絶対守らなくてはいけないというワケではありません(ごく一部を除く)
設計が正しければ紙目はどちらであっても箱としては成り立つからです
なので、様々な都合によって紙目がおススメ方向にならないこともよくあります
用紙サイズとの兼ね合い(お値段に関わる)が主な理由ですね

また、これと同じ箱を作りたいといった持ち込み見本がある際は、その見本と同じ目方向で生産いたします
お客様から目方向の指定がある場合も、それに従ってお作りします

2024年1月29日
このページの先頭へ戻る