ぷちパッケージ講座㉗

こんにちは長井です

四隅貼はよく紹介している形式ですが、その四隅貼にも種類があるのをご存知ですか?
「内折」と「外折」の2つあります
2つ設計の違いはただ1つ、45度罫の入っている位置です

まず45度罫について
箱を糊付けし、折り畳むため罫線の事です(写真でピンクの色が付いている罫線)
内折はサイド面に2本づつ
外折ではサイドと正面それぞれに45度罫が入っています
4隅貼りはすぐに箱に起こせることと、底がつなぎ目のない平らな状態が特徴ですが
その他の部分は貼り方によって使い勝手が異なってきます

 
<内折>
全ての面が内側に倒れこんできてしまい物が入れにくい
フタ差込部分に隙間ができにくい=フタが差込にくい
正面に罫線が入らず見栄えが少しよい
サイドフラップを折れば内に戻るのを防げます
例)4隅貼りでも見栄えを優先するもの向けでギフトなど

 
<外折>
手前が外に開こうとするので物を入れやすい
フタ差込部分に隙間があきやすい=フタが差込やすい
正面にも罫線が入るので見栄えがやや劣る
サイドフラップを折ってサイドの戻りは防げますが、手前は開き気味です
例)商品を入れる効率重視でお惣菜のテイクアウト用など


※ 写真の箱は全て手作業で貼ってあります
  実際の生産品は機械で圧着するので、写真よりも折ぐせが強くなります

両タイプとも45度罫は箱が深くなるにつれ、2本の終点が近くなります
そしてクロスするようになると貼ることはもう不可能
このサイズでは貼れない、となることは多々あるのでご注意下さい

2025年10月21日
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