縁の下の力持ち

こんにちは長井です

C式箱で見栄えを重視したいので材質は板紙がよい、でも強度が不安、そんなことよくありますよね
・・・え、ない・・・
でも、もしかしたらそんな日が来るかもしれないので覚えておくといい方法があります
それはパットです

C式は壁にあたる高さ部分は紙が2重になるのでそれなりにしっかりしますが
身箱の底面またはフタの天面部分は紙1枚なので、紙の薄さや箱のサイズによっては
強度不足になることがあります
でも紙の厚みをやたらに厚くしたり段ボールを使いたくない場合
底や天面にパットを入れることにより箱の強度を増すことが出来ます

底に入れるパットを底パット(底板)天面に入れるパットを天パット(天板)といいます
パットは板紙でも段ボールでもOK
ただの四角い紙切れですがちゃんと効果あるんです

板紙のパットでも入れると入れないでは強度は変わります
中身が軽めの物、箱サイズがそこまで大きくない場合におススメ
パットにも印刷を入れれば、箱を開けた時に全ての面に色が付いた箱になります
材質:板紙

段ボールのパットは重い物、箱サイズが大きい場合におススメ
段ボールですと気軽に印刷かけられませんが(コストの都合で)
板紙のパットに比べかなりしっかりした仕上がりになります
ビンが入ったり缶などコワレモノの場合、段ボールの方がクッション代わりになります
材質:EF

分かりくいですがEFの方が厚みがついています
強度MAXにしたい場合はBFで作ることも出来ます

パットを入れても、外側からの見た目は普通のC式で何も変化はありません
こっそりと強度アップができます
材質はどちらにせよ箱を組む際、パットを入れるという手間が増えます
パーツが増えるので紙も余分に使います
内容物によって底パットは段ボールで天パットは板紙とか、底のみで天パットは無しなど
用途に合わせてお選び下さい

2022年12月5日
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