ぷちパッケージ講座㉑

こんにちは長井です

今回は表面加工について
表面とは紙の表面です
印刷では色をのせた後、最後に表面加工を施しています(一部表面加工は外注)
表面加工は色が付く訳ではないので分かりにくいですが、コーティングされ色が落ちにくくなります
加工にも色々とあって、代表的なものをおおまかに説明したいと思います

・ニス
ニスをかけることにより見た目が良くなります
ニスにはいくつも種類がありそれぞれ特徴があります
ツヤをだすニス、逆にマットな感じにするニス、摩擦に強くすることもできます
またツヤをもっと強くしたい場合はニス+プレス(印刷とは別工程)
ニスの成分は様々ですが、リサイクル可です

・PET、PP、ビニール
この3つは外注加工になります
どれもニスより表面の強さがあります
ツヤ、耐磨性、ともにPETが一番強くついでPP、最後がビニールです
PETとPPは耐水性があり、直接食品をのせてもOKで
よくトレーやテイクアウト製品の表面加工に使用されています
PPとPETの製品のみリサイクル可で、ビニールは不可です
この3つの中ではビニールが一番安くできるので
ニスより強く、しかし費用を抑えたい場合に選ばれます

表面加工は必須ではありませんが、色落ち防止の効果もあるので何かしらの加工をすることが殆ど
また表面加工は見た目だけでなく、様々な効果もあるので無地の製品でも行っています
ニスの種類、外注での表面加工やプレスを追加など、加工によって納期や金額は変わります

今回も専門的な内容でしたね
同じ印刷でも加工の違いでツヤツヤにも、沈んだ感じにみせる事もできます
店頭には様々な表面加工の商品が並んでいます、チェックしてみて下さい

2022年7月1日
このページの先頭へ戻る