こんにちは長井です
第2回目パッケージ講座『のり代位置について』をお届けいたします
パッケージには、1枚の紙を型で抜いた後、のりで貼って箱にするタイプと
貼らずに組むだけで箱になるタイプがあります
今回は、貼りがあるタイプの中でもメジャーなサック箱を例にして説明します
サック箱とは写真のような箱です
のりでつなぎ合わせた部分は、紙の切り口が目立つので、見た目が悪くなります
なので、通常このつなぎ目部分は、目につきにくい場所にくるよう設計します
白い箱では分かりにくいと思うので、下のデザインを貼ったイメージ写真をご覧下さい
(センスのなさは気にしないで下さい)
切り口が分かり易いよう、厚みのある段ボールで作ってみました
どちらがいいかは一目瞭然ですよね
箱の機能や強度は、どこにのり代があっても同じです
箱としては成り立つので絶対ダメという訳ではありません
でもプロとしては、出来ればよりキレイに仕上げたい!と思うわけです
サック箱に限らず、どのタイプの箱でも
なるべく見た目がよくなるよう注意して設計をしています
細かい事ですがこだわりポイントです
切り口が目立つ位置にきているパッケージを見かけた際は
やむをえない事情、単なるミス、気が利かなかった、のどれかだと思って下さい
2015年12月12日